日本代表MF遠藤航(31)が所属するリバプール(イングランド)は、アウェーでアタランタ(イタリア)に1-0で勝利も、2戦合計1-3でベスト8での敗退が決まった。

大会10試合目で初めて先発から外れてベンチスタートとなった遠藤は、最後まで出場機会がなかった。

リバプールはホームでの第1戦を0-3と惨敗しており、この日は最低3得点以上が必要だった。前半7分にFWサラーがPKを決めて先制し、逆転進出の希望がふくらんだものの、その後は一進一退の攻防で1-0のまま終了した。

14日のクリスタルパレスとのプレミアリーグで0-1と敗れ、首位から3位に陥落。その試合で先発した遠藤は前半だけで交代し、疲労の蓄積が不安視されていた。より得点が必要な状況など総合的な判断で、この日の出番がなかったとみられる。

クラブの公式サイトで、ユルゲン・クロップ監督(56)は「我々はアタランタを祝福しなければならない。彼らは勝ち進むに値するチームだった。我々の敗退にはがっかりしたが、不満や怒りはない。今はリーグに集中できるし、それがやるべきこと」と、残されたプレミアリーグでの優勝を誓った。