【サンセバスチャン(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)はホームのジローナ戦にフル出場した。1-1の前半にチームの2点目につながるPKを獲得し、3-2の勝利に貢献した。

Rソシエダードは前節セルタ戦に敗れ、6季連続の欧州カップ戦出場の道が途絶えた。ここ6試合勝利なく12位と絶不調。アルグアシル監督はオスカルソン、ベッカー、アゲルドをけが、アイエン・ムニョス出場停止で欠く中、ホーム最終戦で勝利を目指し、スタメンを2人変更した。システムは4-3-3で、久保は7試合連続で先発した。

前節バリャドリード戦に勝利して1部残留を決めて13位に浮上したジローナは、スタメン7人を入れ替える大幅なローテーションを実施。ミゲル・グティエレス、ファン・デ・ベーク、ブライアン・ヒル、ミズーイがけがで欠場し、システムは4-2-3-1で戦った。

試合前にレアレ・アレーナのスタンドがクラブカラーの青と白で彩られ、今季限りで退任が決定しているアルグアシル監督の功績をたたえる巨大な横断幕が掲げられた。そして指揮官はアペリバイ会長から表彰された。

両チームとも懸けるものがない中、ホームのRソシエダードが立ち上がりから主導権を握る。5分にブライス・メンデスのCKをパブロ・マリンがダイビングヘッドで合わせ、先制点を記録した。

ジローナはこの失点に気落ちすることなく、すぐさま反撃。10分に左サイドからアスプリージャが上げたクロスを、ここ最近ゴールを量産しているストゥアーニがゴール前で合わせて同点にした。

Rソシエダードは18分、久保がペナルティーエリア内でアスプリージャに足を蹴られてPKを獲得。これをオヤルサバルが冷静に決め、再びリードを奪った。

久保はその後、積極的にゴールを狙っていく。まず22分にゴール正面から左足でシュートを打つが、惜しくもGKにファインセーブされた。さらに前半終了間際、相手DFのクリアボールにうまく対応し、ペナルティーエリア外からボレーシュートを放つが、またもやGKの好セーブに阻まれた。

後半は1点を追うジローナが主導権を握り、開始直後に決定的チャンスを迎えるも、DFライン裏にうまく抜け出したイバン・マルティンがGKとの1対1を失敗した。

その後、両チームが次々と選手交代を実施。Rソシエダードは20分までに4人を入れ替えてチームをリフレッシュし、悪い流れを断ち切りにいくが、状況は大きく変わらない。

ジローナは32分にRソシエダードの背後を突くスピーディーなカウンターを仕掛け、ツィガンコフが出したラストパスを元Rソシエダードのポルトゥが押し込み、2-2の同点にした。

Rソシエダードはこの直後にすぐさま動き、マリエスクレナを投入して前線を厚くする。この交代が功を奏し、後半アディショナルタイムの46分にオヤルサバルのポストプレーからマリエスクレナが鮮やかなボレーシュートを放ち、決勝点を記録した。

Rソシエダードは2度のリードを奪いながらも同点に追いつかれる苦しい進展の中、土壇場で3-2の勝利を飾り、7試合ぶりに勝ち点3を獲得して11位に浮上した。

シーズン開幕から思うように勝ち点が取れずに大いに苦戦したRソシエダードは、リーグ戦のホームゲームを19試合8勝3分け8敗という成績で終了した。

試合後、アルグアシル監督は選手たちに胴上げされ、サポーターから大きな拍手を受けた。その後、選手たちはピッチを回り、スタンドのサポーターにボールをプレゼント。最後にゴール裏のサポーターと一緒に集合写真を撮り、ホーム最終戦を締めくくった。

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