インテル・ミラノが来夏、コモのアルゼンチン代表MFニコ・パス(20)に高額の移籍金を準備しているとスペイン紙アスが25日に伝えた。
コモは今季ここまでセリエAを7試合戦い、9ゴールを決めているが、そのうちニコ・パスは4得点4アシストと、ほとんどの得点に直接関与している。当然、このような活躍を見せる若きアルゼンチン代表選手に多くのビッグクラブが狙っており、インテルが移籍金5800万ユーロ(約101億1500万円)を準備しているとのことだ。ハビエル・サネッティ副会長が約1年前、ニコ・パスの父親と一緒に夕食を取った姿が目撃されていることからも、インテルが興味を持っていることは周知の事実であるという。
その一方、下部組織出身であるニコ・パスの保有権の50%、低価格での買い戻しオプションを保有しているレアル・マドリードが来夏、連れ戻す可能性があるとのことだ。買い戻し金額は、来夏900万ユーロ(約15億7500万円)、27年1000万ユーロ(約17億5000万円)と、非常に手頃な金額になっている。
ニコ・パスは11歳でRマドリードの下部組織に入団した。それ以降、順調にステップアップし、23年にBチームのカスティージャに昇格。さらにそのシーズン、トップチームデビューを果たして8試合出場し、1得点を挙げた。移籍金600万ユーロ(約10億5000万円)でコモに加入した昨季はセリエAで35試合に出場し、6得点8アシストを記録。今季は6位につけるチームで、開幕から素晴らしい活躍を見せている。
ニコ・パスの去就は現時点で不透明だが、どんな状況になるにしてもRマドリードにとって大きな利益になることは間違いない。買い戻す場合は欧州のビッグクラブに高額の移籍金で狙われる選手を破格の値段でメンバーに加えることができ、コモが他のクラブに売却する場合は、キャピタルゲイン(購入価格と売却価格の差による収益)の50%を受け取ることができる。(高橋智行通信員)

