【マドリード=高橋智行通信員】アトレチコ・マドリード(スペイン)がホームで苦しみながらユニオン・サンジロワーズ(ベルギー)に3-1と勝利し、今大会2勝目を挙げた。前半にFWフリアン・アルバレスが先制点を挙げ、途中出場のMFギャラガーが追加点。終盤に1点差とされたが、最後にMFジョレンテが勝負を決める3点目を挙げた。2勝2敗の勝ち点6で暫定14位に浮上した。ユニオン・サンジロワーズは1勝3敗の勝ち点3で26位に後退している。
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Aマドリードは1次リーグ3試合を戦うも、フランクフルトにホームで勝利したのみ。イングランド勢(リバプール、アーセナル)にアウェーで敗れ、1勝2敗の勝ち点3で19位と苦戦している。
一方、国内リーグは3連勝中で4位と好調を維持。シメオネ監督は3日前のセビリア戦からスタメン4人を入れ替えた。システムはいつも通りの4-4-2で、先発復帰したグリーズマンがフリアン・アルバレスと2トップを形成した。
ユニオン・サンジロワーズは1次リーグでPSVアイントホーフェンに勝利した後、ニューカッスルとインテル・ミラノに連敗し、1勝2敗の勝ち点3で24位。国内リーグは首位を走っている。フーベルト監督は3日前のズルテ・ワレヘム戦から先発メンバーを1人のみ変更し、中盤を厚めにした3-5-2で臨んだ。
欧州カップ戦で初顔合わせとなったこの対戦、開始後にボールをキープしたのは、公式戦でスペイン勢と対戦するのが初となるユニオン・サンジロワーズだった。2分にスクーフスが最初のシュートを打っていった。
ホームで公式戦6連勝中、欧州CL直近11試合中10勝と圧倒的な強さを見せているAマドリードは序盤、相手のハイプレスに苦しむも、徐々に主導権を奪い返していった。しかし、ボールロスト後、迅速に5バックでゴール前を固める相手を崩すまでには至らなかった。
両チームともに決定機のないまま時間が進む中、ピッチを広く使ってプレーしたAマドリードは23分にフリアン・アルバレスがミドルシュートを放つが、GKスペルペンの正面。その直後、守備の要ル・ノルマンが負傷交代を余儀なくされるアクシデントが発生した。
こう着状態が続く中、Aマドリードは39分にジュリアーノ・シメオネが持ち味のスピードを生かして相手の最終ラインを突破し、ゴール正面でパスを受けたフリアン・アルバレスが鮮やかなボレーシュートで先制点を記録した。
Aマドリードはさらに前半アディショナルタイム、モリーナのミドルシュートがポスト直撃後、グリーズマンが決めるもオフサイドで認められなかった。
Aマドリードは後半も主導権を握るが、時に6バックになった相手の堅守に苦戦したため、17分に3枚替えを敢行してチームをリフレッシュした。
それでもチャンスを作れない時間が続く中、途中出場の選手たちの活躍により、追加点に成功した。後半27分に波状攻撃を仕掛け、セルロートのシュートがブロックされた後、ギャラガーがゴール正面から豪快に蹴り込み、2点差にした。
これでAマドリードの勝利は確定したかと思われたが、ユニオン・サンジロワーズは諦めずに反撃する。35分にFKからファーポストにいたサイクスが打点の高いヘディングシュートを叩き込み、再び1点差にした。
終盤は両チームに決定機が訪れる激しい展開となっていった。Aマドリードは44分にフリアン・アルバレスがGKと1対1の決定機を迎えるも失敗。ユニオン・サンジロワーズは後半アディショナルタイム、ブファルに同点のチャンスが訪れたが、ヘディングシュートは勢いなく、GKオブラクにキャッチされた。
Aマドリードは続く51分、アルマダのシュートがGKに弾かれたボールをジョレンテが押し込み、勝利を決定づけた。

