ブラジルのサッカーの「王様」ペレ氏が今月13日、同国サンパウロ州沿岸部のグアルジャの路上で自動車に乗っていたところ、約10人の武装した集団に囲まれ、携帯電話や金のネックレス、腕時計などを奪われた。ペレ氏と運転手にけがはないという。22日付の地元紙エスタド・ジ・サンパウロが報じた。

 犯人側は直後に車内にいたのがペレ氏だと気付き、運転手から奪った品々は返したものの、ペレ氏の品物はそのまま持って逃げたという。

 ペレ氏はサンパウロから自宅があるグアルジャに帰る途中だった。現場近くには「ファベーラ」と呼ばれるスラム街があり、トンネル近くを走行中に集団に止められたという。