【パルマ・デ・マジョルカ30日=山本孔一通信員】スペイン1部マジョルカ入りが決まった元日本代表のMF家長昭博(24)が現地で入団会見を行った。

 約40人の報道陣を前に、家長は「リーガ(エスパニョーラ)は小さいころから見ていたので大好きなリーグ。世界最高のリーグで壁は厚いが、ここで挑戦できるという喜びが大きい」と言った。

 地元サポーターから「ようこそサムライ」と書かれた横断幕で出迎えられた。「マジョルカと契約できて満足。アキと呼んで」と、覚えたてのスペイン語であいさつした。

 ラウドルップ監督は「日本人の選手はスピードやテクニックがある。家長はマジョルカで活躍できる選手像にぴったりと当てはまる」と期待を寄せた。

 現在、マジョルカには欧州連合(EU)域外の選手が3人在籍しているが、すでにマジョルカにはスペイン2部やドイツ、オランダの1部のチームから獲得の打診があるといい、枠が空かない場合は、今シーズンの半年間は他チームにレンタルされることになる。

 [2010年12月31日7時32分

 紙面から]ソーシャルブックマーク