FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会の開幕を控え、日本(FIFAランキング18位)と1次リーグF組の初戦で対戦するオランダ(同7位)が、初出場のウズベキスタン(同50位)と大会前最後の実戦を行った。2-1の辛勝で、得点はともにFWコーディー・ガクポ(27=リバプール)のPKによるもの。ロナルド・クーマン監督(63)は「得点不足が少し頭の痛いところです」と本音をこぼした。
試合後の会見内容を、同国の公共放送NOSが伝えている。クーマン監督の一問一答全文は次の通り。
-試合を振り返って
得点不足が少し頭の痛いところです。今日も、特に前半は2、3回、決定機がありました。サマーフィルがトラップをミスしていなければキーパーと1対1でしたし、ドニエル(マレン)もゴールの目の前のシュートを外しました。チャンスはつくれていますが、ゴールを決めるのに苦労しています。もっと早い段階でゴールを決めないと、不運な形で引き分けに持ち込まれる可能性もあります。
-チャンスがありながらゴールに入らない時、ベンチに座っている監督としてはどう思われるのですか?
そればかりは私にはどうすることもできません。お手上げです。あとは信頼し続けるしかありません。ポジティブな面は、チャンスをつくれていることです。ただ、この2試合(対アルジェリア、対ウズベキスタン)を見る限り、流れの中から最低でも3、4ゴールは決めるべきでした。日曜日(の日本戦)には決められる、と(チャンスを多くつくっていることを)ポジティブに捉えましょう。
-W杯はもう目の前ですから改善が必要。ここ数日で何か取り組むことはありますか? 選手たちに対して何かアクションを起こしたり、机を叩いて怒鳴ったりするようなことはあるのでしょうか?
机を叩く、ですか? 選手たちには「ゴール前でもっと鋭くプレーしろ」と伝えることしかできません。繰り返しになりますが、ポジティブなのはチャンスをつくれている点です。そうでなければ、本当に「頭の痛い大問題」になってしまいますが、そうではありません。我々には得点するクオリティーがあります。ただ、今回はゴールが(オープンプレーから)生まれなかった。それがこの2試合の良くなかった点です。それは分かっています。
-GK(負傷交代したフェルブルッヘン)の状態はいかがですか?
「様子見です。腰回りに打撃を受けたのが見えました。今は(打撲による)どのような反応が出るか経過を見る必要があります。現時点ではそれ以上、何も言えません」
-サマーフィルへの激しいファウル(PKを奪ったシーン。相手DFのレイトタックルで足首を痛めた場面)、フェルブルッヘンの負傷、PK。さらにはティルへのレッドカード。何とも奇妙な午後になりましたね。決して理想的な試合内容ではなかったかと思います
ええ、望ましい展開ではありません。お互いが勝利を目指して普通にプレーする試合であってほしいものです。しかし、サマーフィルがあれほどのタックルを受けてPKにしかならず、一方で偶然、ボールが手に当たっただけの選手(ティル)にレッドカードが出されるのですから。これからの本大会で、審判のレベルがああでないことを祈るばかりです。
-本大会で、オランダ自体がチャンスを生かせず苦戦するような展開にならないことも祈りたいですね。今回の準備期間の遠征はかなり異例のものだったと思いますが、どのような心境で本大会へ向かいますか?
それが現状ですから、受け入れて対処するしかありません。多くの選手を90分間プレーさせられたことは、この状況下におけるポジティブな要素です。本番まであと数日ありますが、うまくやれると完全に信じています。
-最後に(ユリエン・ティンバーの離脱に伴う補欠の)へールトライダは、いつ合流しますか? ここ数日は休みだったのでしょうか、それともザイスト(オランダ・サッカー協会の施設)でコンディションを維持していたのですか? 彼はどこにいたのでしょう?
「彼とは、もちろん連絡を取り合っていました。ユリエン・ティンバーの状況を知っていたので、彼はオランダ国内にいました。数日間はトレーニングをしていませんでしたが、通常通りであれば、明日(9日)の午後にはカンザス(シティー)に到着します」
-そこから(日本との初戦の会場)ダラスへ?
「まずはカンザスへ行き、その後にダラスです」
-ありがとうございました。笑顔が見られて良かったです。
ええ、笑顔を見せるよう心掛けてます。


