【ナッシュビル近郊(米国)10日(日本時間11日)】1次リーグ最難関を撃破するゴールは、俺が決める。今季オランダ1部リーグで得点王に輝いたFW上田綺世(27=フェイエノールト)が、W杯北中米大会の初戦のオランダ代表戦(14日、ダラス)に向けて集中力を高めた。日本代表はこの日からベースキャンプ施設での活動をスタート。相手国を熟知するストライカーが、本番に向けて得点感覚を研ぎ澄ませ始めた。
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オランダの地で今季最多25ゴールを決めたFW上田が、W杯舞台でも結果を残すべく着々と準備を進めている。10日(日本時間11日)に米MLSのナッシュビルSCが拠点とする施設での初練習を終えたストライカーは「ピッチもいいし、クラブハウス内の施設も充実している。ストレスを感じることなく活動できる」と充実の表情。初戦を4日後に控え、順調に進んでいることをアピールした。
いよいよ本番モードに突入だ。冒頭15分以降は非公開で行われたため、詳細は不明ながら「今日から戦術的な練習も入ってきたし、ここからは緊張感も大会ムードになっていくと思う」と、これまでとの違いを感じながら調整。ここからはチームとしてオランダ対策を進めていくことになるが「前回のW杯が終わってから戦術をアップデートしながらやってきて、ここにきて変える必要はない。僕らは自信持ってぶつけるためにやってきたから、その準備をするだけ」と、ブラジルやイングランドも破った森保ジャパンの戦いでのオランダ撃破に自信を見せた。
オランダには195センチのDFファンダイクをはじめ長身選手が並ぶ。「自分より小さいセンターバックは少ない。オランダでも自分より背の低い方が特殊」と意に介さない。国民の平均身長世界一とされる国で、大柄な選手と対峙(たいじ)しながら得点を量産してきた。ポジショニングやタイミングの良さで相手の先手を取り、脅威となることをイメージした。
オランダ戦の会場は、今大会3番目の7万649人を収容する大型スタジアム。選手間の声も通りにくい環境が予想される。「周りを常に観察するようにしないといけない」と警戒しながらも、「選手1人1人が考えて動く柔軟性は、他の国の選手よりも日本人がたけている部分」と強みを強調。チームとしてボールを運ぶことができれば、あとは自分が決めるだけ。「決められない理由を探すことはしない」と話してきた生粋の点取り屋が、いきなり迎える大一番で主役になって日本を勢いづける。【永田淳】
◆上田綺世(うえだ・あやせ)1998年(平10)8月28日生まれ。茨城県水戸市出身。中学時代は鹿島アントラーズノルテ所属。鹿島学園-法大。19年に法大を退部し、内定していた鹿島へ前倒し加入。22年夏にベルギー1部セルクル・ブリュージュ、23年夏にフェイエノールトへ移籍。19年5月に日本代表に初招集され、国際Aマッチ39試合16得点。21年東京五輪、22年W杯カタール大会に出場。182センチ、76キロ。


