8位以上の最上位でリオデジャネイロ五輪代表が決まる日本勢だったが、2回目の出場となった藤原正和(34=ホンダ)が、2時間21分6秒で21位だったのが最高だった。99年セビリア大会(スペイン)から、8大会連続で入賞を続けてきた日本勢だったが、中盤から遅れた。

 藤原の20キロ通過は、先頭と6秒差の19番目で先頭集団についたが、徐々にペースダウン。25キロで先頭から38秒差を、30キロ通過では2分以上も離され、入賞争いから完全に脱落した。

 麻紀子夫人と咲歩ちゃん(3)、詩真ちゃん(1)の家族も沿道に、応援に駆けつけた。だが、優勝者から8分以上の大差を付けられて無念のフィニッシュ。「順位も良くなくて、申し訳ないレースだった」と頭を下げた。レース展開も「(前半の)半分はいいレースだったけど、1人になって前を食っていこうと思ったけど、動かなかった」と、もどかしそうに話した。