男子は村沢明伸(26=日清食品)が2時間14分48秒で優勝し、20年東京五輪の代表2枠を決めるグランドチャンピオンシップ(GC・19年9月以降)出場の内定第1号となった。

 東海大時代に箱根駅伝で活躍するなど、学生時代からスター街道を歩んできた男は、GC出場基準タイムを12秒上回った。2回目のマラソンの今回は、後半の猛烈な追い上げが光った。「42・195キロをしっかりとした足取りでゴールすることを意識していた。タイムを意識したのはラスト1キロ。頑張ったご褒美かな」と笑った。初マラソンだった3月のびわ湖毎日マラソンでは、後半に大失速しゴール後、病院に運ばれていた。