陸上の世界選手権男子400メートルリレーで銅メダルに輝いた多田修平が29日、所属する関学大(兵庫県西宮市)でのメダル報告会に出席し、最大の目標という東京五輪へ「9秒台を安定させて走り、個人で表彰台に上がれるように頑張っていきたい」と抱負を語った。

 ユニバーシアード夏季大会400メートルリレーの金メダルと合わせ、2つメダルを学生ら約800人に披露すると会場は拍手に包まれた。今季急成長した21歳のスプリンターは、世界選手権100メートル予選ではウサイン・ボルト(引退)の隣を走り「あんなにリードできると思わなかった。一瞬で前に行かれた」とうれしそうに振り返った。