男子マラソンの日本記録2時間6分11秒を持つ設楽悠太(26=ホンダ)が29日、東京・大蔵運動公園陸上競技場で行われた世田谷記録会の男子5000メートルに出場した。12組4着となる13分51秒79だった。

日本記録を5秒更新した2月の東京マラソンで右すねを疲労骨折。その後、途中棄権だった5月のゴールデンゲームズinのべおか以来となるレースだった。1週目は「ミスりました」と最後尾だったが、中盤から徐々に順位を上げた。目標は14分10切りだったそうで「上出来です。足の不安もないです」とうなずいた。次の個人レースは上尾シティハーフマラソン(11月18日)の予定だ。

17日のベルリンマラソンでエリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間1分39秒となる世界新記録を樹立した。驚異の人類初の2時間1分台。設楽は「正直、キツいが、追い掛けていかないといけない目標としてやっていきたい」と話した。