2020年東京オリンピック(五輪)の女子マラソン代表を決める「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」が9月15日、行われる。号砲は午前9時10分。女子は10人で争われる。コースは発着点を除き、東京五輪とほぼ同じ。上位2人が東京五輪の代表に内定。残り1人は「MGCファイナルチャレンジ」と呼ばれる指定の3大会で、派遣設定記録を突破した選手。その該当者がいない場合、MGCの3位選手が代表権を得る。女子の出場選手一覧は以下の通り。
※18年名古屋ウィメンズで2時間23分7秒の好記録を出した関根花観(23=日本郵政グループ)が右足第2中骨疲労骨折、15年世界選手権代表の前田彩里(27=ダイハツ)は右太もも裏の腱(けん)損傷で欠場
MGCのコース
前田 穂南(23=天満屋)
(1)2:23:48(2018大阪国際女子マラソン)
(2)2017北海道マラソン 1位(2:28:48)
★ 17年北海道マラソン優勝
松田 瑞生(24=ダイハツ)
(1)2:22:23(2018ベルリンマラソン)
(2)2018大阪国際女子マラソン 1位(2:22:44)
★ 初マラソンの18年大阪国際女子マラソン制覇
安藤 友香(25=ワコール)
(1)2:21:36(2017名古屋ウィメンズマラソン)
(2)2018大阪国際女子マラソン 3位(2:27:37)
★ 日本歴代4位、17年世界選手権出場
岩出 玲亜(24=アンダーアーマー)
(1)2:23:52(2019名古屋ウィメンズマラソン)
(2)2018名古屋ウィメンズマラソン 日本人2位(2:26:28)
★ 19歳の初マラソンで2時間27分台
野上 恵子(33=十八銀行)
(1)2:26:33(2018名古屋ウィメンズマラソン)
(2)2018名古屋ウィメンズマラソン 日本人3位(2:26:33)
★ 18年アジア大会マラソン銀メダル
鈴木亜由子(27=日本郵政グループ)
(1)2:28:32(2018北海道マラソン)
(2)2018北海道マラソン 1位(2:28:32)
★ 名大出身、トラックでリオ五輪出場
小原 怜(29=天満屋)
(1)2:23:20(2016名古屋ウィメンズマラソン)
(2)2018名古屋ウィメンズマラソン 日本人5位(2:27:44)
2018ベルリン・マラソン 10位(2:27:29)
※ワイルドカード
★ 1秒差でリオ五輪マラソン代表逃す
福士加代子(37=ワコール)
(1)2:22:17(2016大阪国際女子マラソン)
(2)2019名古屋ウィメンズマラソン 日本人2位(2:24:09)
★ トラック含め五輪4度出場
上原 美幸(23=第一生命グループ)
(1)2:24:19(2019名古屋ウィメンズマラソン)
(2)2019名古屋ウィメンズマラソン 日本人3位(2:24:19)
★ リオ五輪で5000メートル決勝進出
一山 麻緒(22=ワコール)
(1)2:24:33(2019東京マラソン)
(2)2019東京マラソン 日本人1位(2:24:33)
2019ロンドンマラソン 15位(2:27:27)
※ワイルドカード
★ 今年初マラソンの成長株
名前の後ろ( )内は年齢と所属。年齢はレース当日のもの。(1)は自己ベスト、(2)は出場権を獲得した大会と記録。
【ワイルドカードの条件】
2017年8月1日〜2019年4月30日までの「国際陸上競技連盟が世界記録を公認する競技会」で、男子2時間08分30秒以内、女子2時間24分00秒以内、または期間内の上位2つの記録の平均が、男子2時間11分00秒以内、女子2時間28分00秒以内 。
MGCの出場権獲得の中野円花(28=ノーリツ)谷本観月(24=天満屋)池満綾乃(28=鹿児島銀行)は出場辞退。