陸上男子100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が15日、プロ転向を発表した。

自身のツイッターを更新。「突然のお知らせとなりますが、プロ選手となることを決意しました。プロの陸上選手になることは、陸上を始めてから目標の一つでした。より陸上に集中できる環境に身を置いて、高いレベルで競技に取り組み、プロという厳しい世界で結果を出していえるようにベストを尽くしたいと思っています」とつづった。

プロになった場合、全米大学選手権など全米大学体育協会(NCAA)の大会には出場できなくなるが、スポンサー契約が可能になり、企業からの金銭的支援を受けられるようになる。

また「これまで指導いただいたコーチ、支えてくれたチームメートや家族には心から感謝しています。教えていただいたこと、陸上を通して出会った仲間を大切にしながら、競技にまい進していきます。またプロになっても学業は続けます。今後とも応援よろしくお願いします」とも記した。

サニブラウンは100メートルで9秒97の日本記録、200メートルでは20秒08の日本歴代2位の自己記録を持つ。今秋の世界選手権の男子400メートルリレーではアンカーを務め、37秒43の日本新記録での銅メダルに貢献した。

◆陸上の主なプロ選手 男子短距離では桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥らがプロとして活動。マラソンでは大迫傑、川内優輝らが代表的。