日体大が10時間30分49秒で6位に入り、本戦出場記録を73年連続に伸ばした。

嶋野太海主将(4年)は、「伝統あるユニホームを着て走る以上、予選通過は至上命題。日体大がいない箱根駅伝はないと思っていた」。重圧をはねのけて本戦出場を決め、充実感が漂った。

7月に就任した玉城良二監督が、3カ月半の短い期間で手腕を発揮。まずは日常の生活習慣を見つめ直したうえで、例年より約2週間長く組んだ夏合宿では、それぞれがしっかり走り込んできた。

この日の予選会で日本人3位(総合7位)と好走した池田耀平(4年)は、「狙っていた日本人トップは達成できなかったけれど、トータルで見ると自分の役割は果たせたかな」と納得の表情。本戦に向けては「エースとして、往路でどこを任されてもいいように準備したい」と気持ちを入れ直した。