第98回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に向けて中大が15日、共同取材会を行った。

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歴代最多14回の優勝を誇る名門。今年は9大会ぶりに出場した全日本大学駅伝で、10大会ぶりにシード権を獲得するなど、復権の兆しが見えつつある。

藤原正和監督(40)は「4年生5人を軸に往路、復路ともしっかりと戦って参りたい。選手たちの目標は総合5位ということで、この1年間やってきた。5位に近づけるように我々裏方、スタッフも尽力していきたい」と意気込んだ。

今年の4年生が高校2年だった17年、箱根駅伝で87回連続出場していた中大は予選落ちという苦杯を喫し、箱根路を走ることができなかった。それでも「C」のユニホームが着たいと入学を決めた高校生が、ついに最上級生になった。

全日本大学駅伝のゴール時には、これまでの4年生の努力を思い出し、つい涙ぐんだ藤原監督。強力なライバルがひしめくが「本当に力をしっかりと発揮して、流れが合えば、5位も十分に可能な数字だと思っている」と手応え。シード権獲得は最低限。中大復活の姿を見せる。