男子100メートルで昨年の日本選手権を制した東京オリンピック(五輪)代表の多田修平(25=住友電工)が、10秒27で2位となった。

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予選は10秒29で、決勝では優勝した桐生祥秀(日本生命)に次いでフィニッシュした。100メートルの自己ベストは10秒01。世界選手権(7月、米オレゴン州)出場に向けて「刺激入れ」を狙った今大会。得意のスタートで主導権を奪えず「自分の強みが1個もないような展開だった」と悔しい表情を見せた。

東京五輪を終えて冬場は筋力アップに励んだという。「力強さが増えた分、足を回すというか、ピッチ系の動作が鈍い。スタートのところで足が回っていないと感じる。そこは試合を重ねていって調子を上げていきたい」と話した。