陸上男子100メートルで自己記録9秒98の小池祐貴(26=住友電工)が、世界選手権(7月、米オレゴン州)に向けて国内初戦を迎える。

織田記念国際(29日)を翌日に控えた28日、競技会場のエディオンスタジアム広島で行われた会見に出席した。100メートルに出場する小池は「世界陸上の個人戦でファイナル(決勝)を目指すのが1番の目標。今のベストを尽くすことが大事になる」と意気込みを語った。

シーズンインとなった4月1日の米スタンフォード招待では、予選で10秒21(追い風2・0メートル)、決勝では10秒31(追い風0・6メートル)をマークした。「アメリカである程度、何パターンかやりたいレースを試してこれた。日本に帰ってきて日本選手権(6月)までにこういう形でやろうと計画を立てられた」。

昨夏の東京オリンピック(五輪)では、100メートルに出場するも準決勝に進めなかった。さらなる飛躍に向けて、重要な国内初戦となる。