日本陸連は17日、開催中の世界陸上(米オレゴン州ユージン)に派遣している山崎一彦監督から新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たと発表した。

大会初日(現地時間15日)に監督と役員の2人が熱発、のどの痛みを自覚したため選手村でPCR検査を実施。ともに陽性と判断されたという。

日本選手団ドクターと大会主催者の指示に従い、選手団と隔離するため別棟にて5日間(検査日を0日として翌日から5日間)の安静加療を行うことに。現時点で体調に大きな変化はなく、医師の指示の下で経過観察している。

濃厚接触者に該当した別の役員1人は陰性が確認された。選手には濃厚接触者に当たる者はおらず、感染を疑わせる症状も確認されていない、とした。

日本選手団は新型コロナワクチンを2回以上、接種済み。出発時に千葉・成田空港で抗原検査(定性)を受けて陰性を確認した上で出国していた。出発時点から、防止対策の強化としてN95マスクの着用なども実施していた中での陽性判明となった。