世界選手権の女子100メートル4度優勝のシェリーアン・フレーザープライス(35=ジャマイカ)が、圧倒的な強さで準決勝に進出した。

予選2組に登場。スタートから飛び出すと、中盤以降は流して、ピンクに染めた長髪をなびかせながら1着でゴールした。余裕を持った走りだったが、向かい風0・2メートルの条件ながら10秒87の好タイムをマークした。

五輪でも2つの金メダル(08年北京大会、12年ロンドン大会連覇)を手にしている。昨年の東京五輪は銀メダルだったが、6月18日のダイヤモンドリーグ(DL)パリ大会で自身の自己ベスト10秒60に迫る10秒67をマークするなど、35歳になっても衰えはない。19年大会に続く世界選手権5個目の金メダルへ視界良好だ。

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