日本記録保持者の泉谷駿介(住友電工)は、準決勝2組5着で日本勢初の決勝進出を逃した。

好スタートを切って中盤まで上位を争ったが、8、10台目のハードルを倒すなど後半に伸びず、13秒42でタイムでも救われなかった。

昨年、13秒06の日本記録をマークした。ベストの走りができれば決勝進出も十分に可能だっただけに、本人も「中盤以降があまりよくなかった。去年の五輪の悔しさもあって、勝負の場でもあったが、あまりうまくいかなくて悔しい」と振り返った。

海外勢との根本的な体格差に、大きなショックを受けた様子だった。「他の選手のアップを見て、腰の位置が高いと思った。腰の位置が高いのでハードルにも当たらない。自分は身長小さい(175センチ)ので、正直強いなと思いました。オリンピックを経験しても、まだ勝てる気がしない」と吐露した。

神奈川・武相高では8種競技に取り組んでいただけに「ハードル結構難しいなと思った。種目変えるのもありかなと思うくらい」と冗談も飛び出すほど、海外勢との差を感じていた。

石川周平(富士通)も13秒68で1組7着となり決勝進出を逃した。

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