男子110メートル障害決勝で世界歴代3位の12秒84のタイムを持つ優勝候補のデボン・アレン(27=米国)が、わずか1000分の1秒差でフライング失格となった。

ルールでは号砲から0秒1秒以内に体が動くとフライングとされる。アレンのリアクションタイムは0秒099だった。納得のいかないアレンは自ら映像を確認するなど抗議したが、失格判定は覆らなかった。

アレンはオレゴン大時代にアメリカンフットボールのWRとして活躍していただけに、地元のファンからブーイングが沸き起こった。