女子35キロ競歩(22日午後10時15分)に園田世玲奈(NTN)が日本勢で唯一、出場する。世界ランキングは15位だが、初の国際舞台で持ち前の粘り強さを発揮できるか。まずは8位入賞を目指し、積極的なレースを誓っている。

日本の“お家芸”とも呼ばれる男子400メートルリレー、その予選(23日午前10時5分)が始まる。サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が欠場する中、走る選手はすべて初出場と一気に若返った“新リレー侍”。注目は1走を務める見通しの坂井隆一郎(大阪ガス)で、得意のスタートで日本に勢いをもたらせるか。3大会連続のメダル獲得へ、精密機械のようなバトンパスを披露できるか。

女子400メートルリレー予選(同9時40分)は日本選手権100メートルを制した君嶋愛梨沙(土木管理総合)や、同2位の児玉芽生(ミズノ)が中心。まずは予選突破に挑む。

男子棒高跳び予選(同9時5分)には、ベテランの山本聖途(トヨタ自動車)が登場。5度目の世界選手権出場で、13年モスクワ大会の6位入賞に続く上位進出を目指す。

女子やり投げ決勝(同10時20分)では、北口榛花(JAL)が日本勢初の表彰台を狙う。予選を全体トップの64メートル32で通過しており、金メダルも夢ではない。初出場の武本紗栄(佐賀スポーツ協会)は、自己記録(62メートル39)の更新と入賞が期待される。