世界最高峰のリーグ戦ダイヤモンドリーグの最終戦で、日本中長距離勢として初進出した男子3000メートル障害の三浦龍司(順大)が今季自己記録の8分12秒65で4位と奮闘した。

東京五輪7位の20歳は、年間上位の10人が出場したレースで、5番手付近で序盤は位置。残り5週を切った段階では後方に位置していたが、徐々に順位を上げていく。残り1週、最後は直線でも1人を抜いて、4位でフィニッシュした。

◆ダイヤモンドリーグ 国際陸連が2010年に新設したトラック、フィールド種目の世界最高峰シリーズ。欧州、北米、アジアで14大会が行われる。欧州の6大会で構成されたゴールデンリーグが前身。出場枠が少ないため、参加者は世界のトップ選手に限定される。今季は中国2大会が中止となり、12試合で開催された。各大会の上位に入るとポイントを獲得し、その上位だけがファイナルに進める。勝者が年間王者となり、23年世界選手権のワイルドカードでの出場権も獲得できる。