世界選手権代表、黒川和樹(21=法大)が、余裕の走りで予選を通過した。

2組に登場して、前半からリード。ラスト70メートルは左右を何度も見ながら、ゆっくり流してフィニッシュ。50秒96で同組1着だった。

「(7月の)世陸以来だったので、めっちゃきつかった。4パー(400メートル障害)はきついなと思いました」と苦笑いした。

初出場だった世界選手権は準決勝で敗退。8月上旬に坂道ダッシュの際にぎっくり腰になって、十分な練習は積めなかった。「不安はあったけど、楽な感じでいけた。前半いって(組で)1着なら、と後半は流しました。明日(の決勝)はしっかりとベストを狙って、前半からいきたい」と口にしていた。【益田一弘】