陸上女子やり投げで7月の世界選手権銅メダルの北口榛花(はるか、24=JAL)が、勝負の来季へエネルギーを補充する。

26日、日大の陸上競技場(東京・世田谷区)で練習を公開。凱旋(がいせん)試合のアスレチックチャレンジ杯(10月1~2日、新潟)へ「(目標を)日本記録とは言えないけれど、60メートルオーバーは投げたい」と誓った。

欧州転戦を経て20日に帰国後は、気温が約20度高い日本への順応に苦労した。それでも日々の2部練習をこなし「徐々に体が動いてきた」という。年内は残り2試合を予定。年明けにチェコへ戻る予定で「(現地の)コーチに『(日本は)クリスマスよりハッピーニューイヤーの方が大事』と伝えている」と笑わせた。

来夏には再び世界選手権(ブダペスト)がやってくる。「メダルを取りにいきたい。今回よりいい色だったらいいです」。心身ともに充実した日本暮らしが、その鍵を握る。【松本航】