第99回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に出場する21チームのエントリー選手(各16人以内)が10日に発表され、前年上位5校の監督によるトークバトルも行われた。史上5校目の3冠を狙う駒澤大(駒大)に対し、ライバル校の指揮官たちが闘志をみなぎらせた。

駒大が3冠に挑むのは今回で3度目。最初の挑戦となった98年度大会で、「紫紺対決」の末に偉業を阻んだのが順天堂大(順大)だ。長門監督は「今年は出雲、全日本と主導権を握られ、そのままいかれた。他大学の力を借りながら主導権を握らせないことが大事かなと思う」。他チームに共闘を呼びかけるかのように語った。

その順大は前年準優勝。長門監督は「去年は先頭争いで1度も前に出ることがなく2位。今年は紫紺対決というところで、駒沢さんと並びながらいければ」とプランを描いた。

13年度に駒大3冠の野望を砕いた東洋大の酒井監督は「あのときは往路を取りにいくつもりで、初めから強気のオーダーを組んだ」と回顧。今回の駒大について「穴がない」と敬意を表するが、全力で立ちはだかる。