東京オリンピック(五輪)陸上男子100メートルに出場した小樽市出身の小池祐貴(27=住友電工)が、23年から米国を拠点に活動することが10日、分かった。

元日本ハムの杉谷氏、東京五輪陸上女子100メートル障害出場の寺田明日香(32)とともに三笠市内でのイベントに審査員として出演。終了後「自分の目標をかなえるために(米国で)ジョン・スミス氏の指導を受けることになった」と説明した。

スミス氏は、00年シドニー五輪男子100メートル金メダルのモーリス・グリーンらを育てた名指導者。15年には100メートルの日本記録保持者の山縣亮太(30=セイコー)も指導を受けている。小池自身は今夏、コロナ禍の影響で世界陸上を欠場。その直後から同氏の指導を受けるために動いてきた。「自分が一番高いところに行くにはどうしたらいいのかを考えた。僕が知る限り世界一実績あるスプリントコーチにつながれただけでも奇跡的。なぜそれをやるのかなど指導が明確。プロ意識が高い人」と話した。