来年1月2、3日の第100回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で関東学生連合チームが編成されないことを受け、一部の学生や関係者の間では、関東学生陸上競技連盟(関東学連)の発表までの過程について疑問の声が上がっている。

日刊スポーツが2日に報じた件について、マラソン男子元日本代表の川内優輝(36=あいおいニッセイ同和損害保険)が同連盟の体質に疑問を呈した。X(旧ツイッター)を更新し「箱根駅伝の関東学生連合チームの廃止問題について、日刊スポーツが時系列で経緯をまとめています。

10年前の90回記念大会で学連選抜を廃止した時から変わらない関東学連幹部のやり方を知って欲しいです。

存続を望む学生と正々堂々臨時総会の場で議論すべきです」と記した。

10年前の90回大会時、関東学連選抜チームは廃止危機だったが、学生たちが粘り強く意見交換し、翌年からオープン参加の関東学生連合チームとして復活した経緯がある。

現在、関東学生連合チーム編成の可否を巡る議論の場を設けるため、学生らはプロジェクトチームを立ち上げ、臨時の代表委員総会(臨時総会)開催に向け、署名を集めるなど奔走している。

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