来年元日の全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)に出場するGMOインターネットグループ陸上部が27日、決戦直前記者会見を開き、亀鷹律良(かめたか・ただよし)監督がチームに参画している大迫傑(32=ナイキ)の出場を明言した。

この日はEKIDENダイレクターを務める青山学院大(青学大)監督の原晋氏が、大会へ向けて「GMOわくわく大作戦!」を発令。それに合わせ、指揮官は大迫の起用区間について「ワクワクする区間を走ります」と説明した。

16年創部の同部は20年からニューイヤー駅伝に出場。初出場で5位に入り、以降は9位、9位、5位となっている。前回大会では東京五輪男子マラソン6位入賞の大迫傑(32=ナイキ)がプレイングダイレクターとしてチームに参画。3区(13・6キロ)で11人抜きの力走を見せ、区間2位となる37分57秒をマークした。

亀鷹監督は大迫がチームに与える影響について「選手のプロ意識はいろいろな場面で伝えてくれている。彼はプロランナー。プロ意識を持たないとチームが1つにならないという話を常々しているので、そこが選手のモチベーションになってきている」とうなずいた。悲願の初優勝へ「勝てるのではという空気もチームに出てきた。勝つしかないという思いで、今回のニューイヤーに臨みます」と誓った。