第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)の区間エントリーが29日に発表された。
昨年6位から上位争いを目指す早稲田大はエース区間の2区に山口智規(2年)を起用。11月の上尾シティハーフマラソンでは1時間1分16秒で日本人学生最上位の3位に入り、大迫傑が保持していた早稲田新記録を13年ぶりに更新するなど勢いに乗る。前回は直前の体調不良で欠場を余儀なくされた。駒大の鈴木芽吹、中大の吉居大和、国学院大の平林清澄らが集う「花の2区」での箱根デビューで存在感を示す。
花田勝彦監督が昨年6月に就任し、優勝13回を誇る名門の再建に取り組む。2季目の今季は春のトラックシーズンでの好結果を、チームとして秋の駅伝シーズンにつなげずに苦しんできた。出雲は6位、全日本大学駅伝では10位でシード権も守れなかった。
停滞ムード漂うチームを救ったのが、上尾での山口の快走でもあった。全体ミーティングを行い、箱根へ向けてもう1度チーム一丸となり、調整を続けてきた。1万メートルで27分58秒53の記録を持ち、補員からの当日変更で登場が濃厚な石塚陽士、来季の主将に決まっている伊藤大志(3年)と、山口を含めた3人のエース候補を軸に、箱根路を駆ける。
<区間エントリー>
1区 間瀬田純平(2年)
2区 山口智規(2年)
3区 山埼一吹(1年)
4区 長屋匡起(1年)
5区 工藤慎作(1年)
6区 北村光(4年)
7区 佐藤航希(4年)
8区 伊福陽太(3年)
9区 菖蒲敦司(4年)
10区 菅野雄太(3年)
補員 辻文哉(4年)、柳本匡哉(4年)、石塚陽士(3年)、伊藤大志(3年)、諸冨湧(3年)、宮岡凜太(2年)