前田穂南(27=天満屋)が今夏のパリ五輪女子マラソン代表の3枠目に内定した。21年東京五輪に続き、2大会連続の代表入りとなった。

同種目の代表枠は「3」で、すでに昨年10月のMGC1位の鈴木優花(24=第一生命グループ)、同2位の一山麻緒(26=資生堂)が内定済み。最後の1枠を懸けた名古屋ウィメンズマラソンでは、1月の大阪国際女子マラソンで前田が樹立した日本記録(2時間18分59秒)を突破した上で日本人最上位となった選手が内定する規定となっていたが、該当者不在のため、前田の代表入りが決まった。

今レースには、3大会連続の五輪出場が懸かる鈴木亜由子(32=JP日本郵政グループ)、MGC4位の加世田梨花(25=ダイハツ)、日本歴代8位の自己記録を持つ安藤友香(29=ワコール)らが挑んだが、いずれも内定条件に届かなかった。

すでに男子代表は選考を終了しており、MGC1位の小山直城(27=ホンダ)、同2位の赤崎暁(26=九電工)、同3位の大迫傑(32=ナイキ)が内定している。

パリ五輪のマラソンは男子が8月10日、女子が同11日に行われる。