スーパー高校生の後藤大樹(京都・洛南高2年)が、日本歴代4位となる48秒09の快記録で初優勝した。日本陸連が定める9月の愛知・名古屋アジア大会の代表選考基準もクリア。日本ハードル界に新たな逸材が爆誕した。
13日の予選で日本歴代5位となるU18世界記録(48秒31)を樹立。この日はハードル9台目で先頭の黒川和樹をとらえ、予選の自己ベストを0秒21も記録を更新してみせた。
「自分で言うのもなんですけど、鳥肌立つレースができた」と笑顔。さらに「為末大さんのように、高校記録を出してシニアで活躍して、世界選手権でメダルを取れる選手、いろいろな人から愛される選手になりたいです」と誓った。
予選は2組に登場し、48秒31をマーク。23年世界選手権ブダペスト大会代表の児玉悠作(ノジマ)を0秒53差で抑えて、全体トップで決勝進出した。
高校初となる48秒台は、日本記録保持者(47秒89)の為末大氏が持つ高校記録を塗り替えた。
「48秒台を目標にしていたが、実際に出たのは、48秒31。信じられない気持ち。今まで聞いたことのないような応援の量や観客の方の多さに圧倒されたが、この記録を出せて、今はとてもうれしい気持ちでいっぱい」と実感を込めた。
千葉県出身で、小3から陸上を始めた。四街道北中では110メートル障害で全中制覇。洛南高に進むと、400メートル障害に転向し、昨年7月の全国高校総体(インターハイ)でいきなり1年生初の優勝を果たした。
出場選手の中で最年少として挑む決勝に向けては「ここまで来たからには、高校生だし、失うものはない。強気にどんどんチャレンジして優勝を目指していきたい」と話していた。
◆後藤大樹(ごとう・たいじゅ) 2009年5月5日生まれ、千葉県出身。小3から陸上クラブに所属し、短距離・リレーを中心に取り組み、小6に全国大会も経験。四街道北中では障害種目に取り組み、3年時は110メートル障害で全国中学校体育大会、国民スポーツ大会、U16大会の異なる規格の中で3冠を達成。京都・洛南高に入学後は400メートル障害に転向し、1年生ながら全国高校総体優勝を成し遂げた。

