陸上の全日本実業団対抗選手権(11日開幕、たけびしスタジアム京都)の男子400メートルリレー予選にオープン参加する「リレー侍」こと日本チームのエントリー選手を主催の日本実業団陸上競技連合が10日までに発表した。
登録されたのは、男子100メートル勢は日本歴代3位9秒98の桐生祥秀(日本生命)、6月の日本選手権覇者で愛知・名古屋アジア大会男子100メートル代表の多田修平、同代表の小池祐貴(ともに住友電工)、現役大学生の小室歩久斗(中大)。さらに同男子200メートル代表辞退となった鵜沢飛羽(JAL)に代わって代表入りした林明良(慶大)を加えた5人。当初は6選手の登録を見込んでいたが、1人少ない布陣となった。
出場は初日11日の予選のみだが、アジア大会への実戦練習とみられる。
日本は5月の世界リレーで上位12カ国に入れず、来秋の世界選手権の出場権を逃した。
残りの出場枠は4。来年8月22日までの記録有効期間内で落選国の中で記録上位4番以内に入る必要がある。そのためにはタイムの更新が鍵となる。
今季は上から次走者の手にバトンを渡す「オーバーハンドパス」を試験的に導入。6位だった2000年シドニー・オリンピック(五輪)以来、26年ぶりの再導入となった。
01年に導入し、五輪では08年北京、16年リオデジャネイロで銀メダルをもたらした得意技「アンダーハンドパス」を封印することを決めた。
オーバーハンド初実戦となった7月のダイヤモンドリーグ(DL)ロンドン大会では38秒66で3着だった。しかし、38秒01のシーズンベスト更新には及ばなかった。
DLで第3走者だった桐生は「オーバーをやったことのない選手もいて、僕も高校以来。思ったより難しくて、アンダーよりも簡単だろうと思ったんですけど、距離感を確かめるのはまだちょっと時間がかかるかな」と話していた。
国際大会でのメダル奪還を掲げ、聖域なき改革を進める「リレー侍」の新たなスタイルが国内で初披露となる。

