バスケットボール男子W杯に出場中の日本(世界ランキング36位)はオーストラリア(同3位)に敗れ、1次リーグ通算1勝2敗の3位となり2次リーグ進出を逃した。

後半だけ見れば、54-52と互角以上に渡り合ったが、及ばなかった。パリオリンピック(五輪)出場を目指し、17~32位を決める順位決定リーグに回る。

東京五輪銅の強豪相手に富樫勇樹(30=千葉J)が奮闘した。14得点を挙げ、うち12点は、得意の3ポイントシュートで奪った。7アシストも決めて、チームをけん引した。

27日のフィンランド戦に続く、金星とはならなかった。「世界でトップスリーに入るチームの壁はすごく厚かった。本当に厳しい戦いだったと思う」と振り返った。

35-57と大差を付けられた前半の戦いを「相手のディフェンスにすごく苦しめられた。1人の選手が前半は孤立して、オフェンスをしてしまった。いいシュートで終わらずに、相手のトランジションにつながってしまった部分があったと思う」と悔やんだ。「自分たちが準備してきたものを前半出せなかったかなと思う」と作戦を生かせなかった。

オーストラリアを苦しめた後半戦には「(パリ五輪出場へは)1点、1点がすごく重要になってくるので、後半はいいバスケットが出来たと思います」と手応えを口にした。

順位決定リーグに向けては「僕たちはパリ五輪の出場権を得るとこの大会に臨んでいる。あと2つしっかり勝てば手にできると思う。切り替えて頑張りたい」と前を向いた。

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