話題沸騰の“比江島セレブレーション”の影響力は、本家へと届いている。

日本(世界ランキング36位)はベネズエラから逆転勝利を挙げ、1次リーグと合わせて通算2勝2敗とした。アジア勢最上位国となることが条件の24年パリ五輪出場出場切符獲得に王手をかけた。

勝利の立役者となったのは、チーム最年長の比江島慎(33=B1宇都宮ブレックス)。第4クオーターだけで17得点を挙げるなど、1試合23得点と大奮闘だった。3点シュートを決めると、親指、人さし指、中指を立てて顔を左右に振る“比江島セレブレーション”で会場を盛り立てた。

これはNBAネッツのミケル・ブリッジズが3点シュートを決め、喜びを表す時と同じしぐさ。NBAの公式X(旧ツイッター)で比江島の活躍が取り上げられると、ブリッジズはこの投稿を引用し「これはすごい」と反応した。

比江島は21-22年シーズンにチャンピオンシップ最優秀選手賞を受賞。31日のベネズエラ戦では、日本のW杯史上最多となる1試合6本の3点シュートを決めた。2日のカーボベルデ戦でも持ち前の正確な技術で、日本を勝利へ導いてみせる。