日本は2日にカーボベルデと対戦する。来夏のパリ五輪出場権をかけた一戦のカギを握るのはホーキンソン・ジョシュ(28=SR渋谷)となる。

4試合を終えた時点でのリバウンド数は、1試合平均で11・8をマーク。全出場選手の2位につける。日本の平均身長を6センチ上回る相手に対して、リバウンドからの速攻が勝敗を大きく左右しそうだ。

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ホーキンソンが、ゴール下の番人として奮闘中だ。来日7年目の今年2月に日本国籍を取得し1枠の国籍変更選手として代表入り。2メートル8センチは日本の最長身で、スピードと3点シュートを最大の武器とする日本に、高さで貢献している。

今大会の1次リーグでのリバウンド数はドイツ戦で10、フィンランド戦で19、オーストラリア戦で7。順位決定リーグのベネズエラ戦でも11をマーク。計47リバウンドで1試合平均は11・8に及ぶ。今大会出場選手の中でも2位につける。

このホーキンソンを唯一上回るのが、カーボベルデの2メートル21センチのセンターのエディ・タバレス(レアルマドリード)だ。カーボベルデのメンバー12人の平均身長は1メートル98センチで、日本を6センチも上回る。日本が得意とする速いテンポのバスケットに持ち込むためには、リバウンドからの速攻がひとつの形となる。

大型選手がそろう相手に、ホーキンソンが奮闘する。貢献度(得点+リバウンド+アシスト+スティール+ブロック-ターンオーバー-シュートミス)と呼ばれる項目でも現在3位。ホーバス監督は31日のベネズエラ戦後には、「今日の試合前では、ドンチッチとこの大会のエフィシェンシー(貢献度)が1位だった。すごくない?」と報道陣に問いかけ、「彼は守備もやります、リバウンドも取ります。本当にいいチームメート。もう、最高です」と評価した。