フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯の前日練習が3日、東京・田中貴金属アイスアリーナで行われ、女子で22年北京五輪銀で4回転ジャンパーのアレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トルソワ)らロシア勢が個人の中立選手(AIN)として参加した。昨年8月には第一子となる長男を出産。この日は子どもをリンクへ連れて、練習に臨んだ。

今季からシニアデビューする島田麻央(17=木下グループ)によれば、公式練習で大技4回転ルッツを着氷。島田は「ジャンプの高さや力強さが違うなと刺激をもらえた。女子の4回転ルッツは生で見たことがなかったので、やっぱりすごいなと。テレビで見ていたこともあって『生ではこんな感じなんだ』と思いました」と印象を口にした。

2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)銅メダルの中井亜美(18=TOKIOインカラミ)は、かねてイグナトワのファンだといい「ずっとテレビで見ていて4回転ジャンプをバンバン跳ぶ姿がかっこいいと思っていた。今回は一緒の試合に出られるのがすごくうれしいです」とほほ笑んだ。

今大会はAINの選手として、女子シングルにロシアのアンナ・フロロワ、カミラ・ネリウボワも出場。ロシアメディアは約10社15人が取材に申請している。

ロシアは22年2月にウクライナへの侵攻を開始。以降は国際スケート連盟(ISU)を含む多くのスポーツ団体がロシアと同盟国のベラルーシ選手を国際大会から排除していたが、一部の競技では24年パリ五輪から厳しい出場基準をクリアした選手において、AINとしての出場が容認。ISUは今季(26-27年)からAINとして国際大会への参加を容認している。