女子プロゴルファー永井花奈（22＝デンソー）が「アベ100切り」のポイントを教えるレッスン。今回は、芝から直接打つフェアウエーウッドの基本的な打ち方です。苦手とするアマチュアゴルファーも多いとされるだけに、永井プロが実践するコツを伝授します。

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こんにちは～！　永井花奈です。今回はフェアウエーウッドの打ち方を紹介します。

アマチュアゴルファーのみなさんは、芝から直接打つので難しいと思っている方が多いと思います。今日はちょっとしたコツを教えたいと思います。

ロングホールの2打目とかで使うことが多いと思いますが、ミスの傾向としては、ボールが上がらないということだと思います。でも、それでいいんです！　私は「トップ（ボールの上部を打ってしまう）はしていいミス」と思っています。「ハーフトップなら最高」だと思っていますから（笑い）。もちろん、ナイスショットが打てればいいのですが、ハーフトップでも落ち込まないでください。トップ、ダフリ、右も左もダメと思うと、ゴルフが難しくなってしまうので“していいミス”を作って、少し気持ちを楽にすることも大事なことだと思います。基本的な打ち方ですが、アマチュアの方で多いのが、レベル（地面と平行）に振れていないということです。スイングで肩が上がったり、下がったりせず、レベルで回せるように意識してみるといいと思います。

両肩は平行に

気を付けて欲しいのは体は地面に対して垂直、肩のラインは平行を保つように振るということ。「肩が上がる、下がる」ということですが、私は上半身が傾いていることだと思います。上半身がテークバックで左、フォロースルーで右に傾いてしまうことで、構えた時の肩と地面の平行ラインが崩れてしまう方を多く見ます。できるだけ上体の傾きを少なく、肩のラインが地面と平行になることを意識して打ってみてください。私のように「ハーフトップは最高」と心のハードルを下げることで、意外と楽に打てるかもしれませんよ！

◆永井花奈（ながい・かな）1997年（平9）6月16日、東京都生まれ。アマチュア時代は12年「ロレックスジュニアゴルフチャンピオンシップ」12～14歳女子の部で優勝。13、14年は「関東女子ゴルフ選手権」を連覇。16年7月、プロテスト合格。17年にツアー初優勝を果たすと、賞金ランク20位に入りシード権を獲得。昨年も36位で3年連続のシード権確保。所属はデンソー、契約クラブはヤマハ、ボールはタイトリスト、ウエアはMARK＆LONA、シューズはecco。趣味は映画観賞。155センチ、55キロ。