地元で味わった悔しさを力に変え、プロ2勝目を目指す。国内男子ゴルフツアーの長嶋茂雄招待セガサミー・カップ(6月29~7月2日、北海道・ザ・ノースカントリーGC)で最終日最終組で回り、優勝争いをした北海道江別市出身の片岡尚之(25=CS technologies)は、通算20アンダーで2位タイに終わった。「頑張ったけど残念でした」。唇をかみつつも、しっかりと前を向いた。

相性のいいコースで勝利を狙っていた。アマチュア時代の16年6月に、北海道アマチュア選手権を制したコースで初日4アンダー、首位に4打差と上々のスタートを切った。2日目7アンダー、3日目4アンダーと着実にスコアを伸ばし、首位と3打差で臨む最終日だった。1番ホールで応援の横断幕を掲げてもらうなど、駆けつけた両親や友人ら多くのギャラリーに見守られながらプレーした。「本当にすごく心強かったです。そのおかげで頑張れたと思います」。

昨年から着手したスイングの改造はまだ途中だが、しっかりとステップを踏んでいる。「毎日試行錯誤です。難しい部分もありますけど、確実に良くなってきていると思います。骨組みのような部分はできてきているので、あとは練習して反復すること。あとはそれを信じてやるだけ」。セガサミーカップでは、指導を受ける谷将貴コーチにも成長している姿をしっかりと見せた。

3週間のオープンウイークをへて、27日からは地元北海道・恵庭CCで開催される日本プロ選手権に出場を予定している。昨年の同選手権では2位。初のメジャータイトルこそ逃したが実力を見せた。「北海道開催で応援してくださる方も多いと思うので、次こそは優勝を目指して調整していきたい」。開幕前には「今年の目標はめげないこと。それができれば結果はついてくると思う」と口にしていた。狙うは故郷で優勝。片岡が再び北の大地で活躍する姿が見たい。【山崎純一】(ニッカンスポーツ・コム/ゴルフコラム「ピッチマーク」)

片岡尚之(2023年7月2日撮影)
片岡尚之(2023年7月2日撮影)