悪天候によるコースコンディション不良のため、中止となった。今回のテストは72ホール・ストロークプレーで、出場105人中、20位タイまでが合格する。今後は54ホールに短縮することなく、26日からの3日間で72ホールを消化する方針。諸事情で進行が遅れた場合は予備日の29日を使い、全日程を完了することになる。

 仕切り直しを余儀なくされた選手はクラブハウス内で今後のスケジュールの説明を受けた後、一時的に雨が上がったことで練習グリーンで調整する姿が目立った。

 ツアー最年少優勝記録を持つ勝みなみ(19)は「天候はしょうがないです」と言い、プロテストに向けた意気込みをあらためて語った。「20位内に入ればいいわけですが、あまりそこを考えず、自分のベストを尽くすことを一番に考えます」。優勝を含め、トップ10が7度と抜きんでたツアー実績を誇る。落ち着いて自分のパフォーマンスを出し切ることに重点を置く。

 ツアーでトップ10が5度と勝に次ぐ実績を持つ新垣比菜(18)は「3日間で72ホール回るのは大変だけど、そこに負けないよう頑張ります」。本番に向けて「落ちたらどうしようという不安が大きいですね」と苦笑いする一方で「1番(トップ通過)を目指したい。本音は“とにかく通りたい”ですけど、1番を目指すプレーをすれば、気持ちに余裕が出ると思いますから」と言い、精神面をマネジメントしながら戦っていく。