米ツアーを主戦場とする畑岡奈紗(18=森ビル)が圧倒的な強さを示し、プロ初優勝を飾った。

 通算6アンダーの首位で出て8バーディー、1ボギーの65で回り、通算13アンダー203とし、2位の李知姫(38=韓国)に4打差をつけた。前半だけで5バーディー、1ボギーと伸ばし「すごく大きかった。15番がキーホールになると考え、うまくパーで切り抜けられて少し安心しました」と優勝を確信したという。

 昨年、史上最年少の17歳でアマチュアとして初めて日本女子オープンを制覇して以来の2勝目。これは宮里藍の18歳262日を8日更新する18歳254日の最年少記録(アマなど臨時登録含む)となる。「どこでやるにしても、やっぱり自分の持ち味であるショットを生かし、常にチャレンジャーの気持ちで攻め続けることが大事だなと思いました」。海外での経験を生かし、復活優勝を挙げた畑岡の表情には自信が満ちあふれた。

 次週には連覇のかかる日本女子オープン(ちば・我孫子GC)が控える。既に2回も練習ラウンドに臨んでいる姿勢が優勝を狙っていることをうかがわせる。畑岡は「コースが広いので自分向きかなと。優勝を狙っていく」と意欲を示した。