新型コロナウイルス感染拡大で世界の主要男女ツアーの中止・延期が続く中、韓国女子ツアーが無観客で始まった。サブタイトルに「コロナ克服 レッツゴー韓国」と銘打った4日間72ホール競技の国内メジャー大会。韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)は同ウイルスの対応マニュアルを作成し、出場選手、帯同キャディーらに問診票の提出や、入場時の検温、消毒などを義務づけるほか、関係者の入場制限を設け、安全確保を打ち出している。

一方で出場選手は150人とほぼマックス。スタートはアウト、インのツーウエーで、第1組のスタート時間は日の出の約1時間後の午前6時20分と早く、より多くの選手に出場機会を与えている。

賞金総額30億ウォン(約約2億7000万円)は42回を数える大会史上最高額。第2ラウンド(R)後に1次カット(上位102位タイまで)第3R後に2次カット(70位タイまで)が行われ、出場全選手が賞金を受け取ることができる。日本ツアーメンバーでは元賞金女王イ・ボミ(31)とアン・ソンジュ(32)、昨季賞金ランク4位ペ・ソンウ(26)が出場している。

◆韓国女子プロ選手権 KLPGAツアーのメジャー大会で韓国のプロNo.1決定戦。日本の日本女子プロ選手権にあたる。今年で42回目。日本ツアー参戦経験のある主な歴代優勝者は、具玉姫(80~82年)高又順(90、92、94、96年)申ジエ(10年)アン・シネ(15年)ペ・ソンウ(16年)。