渋野日向子(21=サントリー)が、今季最高の20位発進した。不調のパッティングを修正し、4バーディー、2ボギーの70。国内ツアーで不振が続く中、今季初の予選通過も見えてきた。

キム・ハヌル(韓国)が、7バーディー、ボギーなしの65で回り単独首位。宮里美香ら3人が5アンダーで2位につけた。

   ◇   ◇   ◇

スタンスをこれまでより広くとり、どっしり構えたパッティングで、渋野が試合をコントロールした。出だしの1番パー4では第2打をピン奥1メートルに付けた。短いが下りのスライスラインは、今季不振の原因ともなったパット。「一番しびれるやつ」(渋野)を決めて、波に乗った。

前半はさらに5番パー5で3メートル、6番パー4で1・5メートルのパットを沈め、連続バーディー。「前半は集中力を切らさず、3バーディーも取れてよかった。今日のパッティングは個人的にはすごい頑張ったので(100点満点で)12点。3ミリぐらい前進しました」と自分のプレーを評価した。

前週のTOTOジャパンクラシックから、復調の兆しが見え始めた。第2日に今季国内ツアー初の60台(69)をマークした時の「3点」から、最終日は5点、そしてこの日は12点とアップした。辛口の採点は続くが、微増の点数こそが自信回復の証しだ。

今季は開幕戦で1打差及ばず予選落ち。そこから渋野の2年目は少しずつ狂いだした。2カ月の海外遠征から復帰した三菱電機レディースでも予選落ち。すっかり自信をなくしたが、そこから2戦で気持ちも技術も立て直しつつある。

昨年はこの大会の第1日が誕生日。賞金女王争いもあり、マスコミや関係者の盛大な祝福を浴びた。今回は最終日の15日が誕生日。ゴルフ場で迎えるためには予選を通るしかない。「2日目が今のところ問題なので、自分のやるべきことを考えて18ホールを回りたい」と、第2日への決意を口にした。【桝田朗】