大会6人目の連覇を目指した石川遼(29=CASIO)は6位に終わり、涙を浮かべて悔しがった。
1イーグル、1バーディー、2ボギーの69で首位との4打差を詰められず、通算4アンダー、276。同組のチャン・キム(米国)が通算8アンダーで優勝した。ホールアウト後は「悔しい」を連呼し、目に涙を浮かべながら17年まで5年間参戦した、米ツアー再挑戦を誓った。
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「悔しいですね。本当に悔しい。やっぱり勝ちたかった…」。ホールアウト後に積極的に攻めた7番パー4について質問されると、次第に涙があふれた。4打差逆転を目指したが、最初のバーディーが15番。反撃が遅すぎた。その間、同組のキムが伸ばして優勝をさらった。取材対応の冒頭こそ「バーディーを全然取れなかった。もう泣きたくなりました」と笑いながら話したが、正直な思いだった。
「今年は壊すというか今までの概念、根本的な部分を変えた。スイング改造、改革。足の動きから体重、軸の動きを変えた」。3月から田中剛コーチの指導を受けている。来年からの30代で円熟期を迎えるため初めてコーチをつけた。「1試合追うごとに良くなっている」と手応えはある。目元に涙をためながらも「将来的には(米国)PGAツアーしか目指していない」と断言。かつて参戦した世界最高峰の舞台を見据え、涙を力に変えるつもりだ。

