4位から出たツアー通算5勝の渡辺彩香(30=大東建託)が、劇的なイーグル締めで、今季初のトップ10入りとなる2位となった。1イーグル、4バーディー、1ボギーの67と5つ伸ばし、通算10アンダー、206。最終18番パー5で第2打を1・5メートルにつけてイーグルを奪い、9アンダーで並んでいた藤田さいき、阿部未悠、ペ・ソンウ(韓国)の3人を、まとめて抜き去った。今季、失っていたシード権の再び目指す上で、大きな単独2位となった。

18番と同じくパー5の1、15番でも2オンに成功していた。だが両ホールでは3パットを喫しており、パーにとどまっていた。それでも持ち前の飛距離を生かし、イーグルを狙うスタイルを貫き、最後に結実した。ホールアウト後、渡辺は「今日は2オンを3回したし、1番と15番は3パットでしたけど、自分らしいプレーはできていると思います。優勝には届かなかったけど、自分のプレーにワクワクする気持ちがわいた。それは久しぶりかな」と、手応えと充実感を口にした。

今回の単独2位で賞金528万円を獲得した。生涯獲得賞金は5億円を突破。「知らなかったです。もっとすごい記録を出している子がいるので、あれですけど、10年以上もこうやって試合に出て、今週上位で戦えたことは、素直に頑張っているなと、自分を褒めてあげようと思います」と、しみじみと語った。

年間女王やシード権を争うメルセデス・ランキングは、これで43位とシード圏内に入った。メルセデス・ランキング71位でシード権喪失した昨季を引き合いに「去年、苦しんだ後、シードというより、もう1回勝ちたいというのがモチベーションで今年出ているので、シードが取れたらすごくうれしいけど、今年始まるにあたっては、そこではないので、残り試合で(優勝を)意識しながら頑張りたい」と力説。22年5月のほけんの窓口レディース以来、2シーズンぶりの優勝への思いを一段と強くした2位だった。

優勝カップ手に笑顔の川崎春花 スタンドにボールが入った上田桃子/女子ゴルフ最終日写真特集2