求む二刀流! 20年東京五輪の新種目となった3人制バスケットボール「3×3」の国内トップリーグ「PREMIER.EXE」は今日17日に開幕する。16日、都内で会見が行われ、Bリーグ京都ハンナリーズにも所属し、3×3のDIME.EXEのオーナー兼選手の岡田優介(32)は「Bリーグ選手を3×3に連れてくる」と、人脈を生かしたスカウト活動の強化に意欲を示した。3×3トップリーグが開催される6~9月上旬は、Bリーグのオフ期間。クラブの理解を得られれば両立は可能。来て欲しい選手として、田中大貴(25=アルバルク東京)富樫勇樹(23=千葉ジェッツ)ら日本代表級の名を挙げた。

 当然、東京五輪はリーグの垣根を越えた最強ジャパン結成を構想する。「日本のベストの布陣で3×3も出た方がいい」とBリーグ選手の積極的な参戦を熱望。また二刀流の代表選手誕生にも思いをはせた。「他の五輪種目でもある」と複数種目でメダルに絡んだ競泳のマイケル・フェルプス(米国)を例に挙げながら「5人制と代表を兼ねる選手が1人くらい欲しい。そしたら面白い」。3×3は、日本人が優れる俊敏さが要求される競技で、世界と渡りあえる可能性を持つ。世界ランクも現在10位。「メダルの獲得も夢ではない」と力を込めた。【上田悠太】

 ◆「3×3 PREMIER.EXE」 今季で4年目。イースタン、セントラル、ウエスタンと3つのカンファレンスに分かれ、計18チームが参加。昨季から1リーグ、6チームが増加した。東京や名古屋など12会場で開催。