Bリーグの三遠ネオフェニックスは27日、浜松市内で会見を開き、来年4月に創部する浜松学院大男子バスケットボール部の監督に、SG大口真洋(41)の就任を発表した。三遠は同時に、大口と17-18シーズンの選手契約締結も発表。来季限りでの引退となるが、現役生活20年目は選手と大学監督の「二刀流」で臨む大口は、「ゼロからのスタートでやりがいがある。ハートの素晴らしいチームをつくりたい」と抱負を語った。

 3月末に三遠の浜武恭生社長から監督就任を打診された。「やりましょう」と即答するも、現役への思いを捨てきれずにいた。しかし、高校や大学で指導する旧友らの話を聞いて気持ちが変わったという。大口は「学生を受け入れるからには、大学の体制を整える必要性を知り、覚悟が決まった。いずれはここから三遠に選手を送りたい」と意気込んだ。【大野祥一】

 ◆大口真洋(おおぐち・まさひろ)1976年(昭51)1月6日、大阪府生まれ。初芝-天理大を経て、98年、オーエスジーに入団。前身のbj浜松では3度のリーグ制覇を経験。09-10年にプレーオフMVPを受賞。14-15年に最高3Pシュート成功率を受賞。172センチ、73キロ。