7月20日に開幕する第10回ワールドゲームズ(ポーランド・ヴロツワフ)の日本代表選手壮行会が5日、都内で行われた。

 五輪に採用されていない競技種目による4年に1度の国際総合競技大会で、今回は公開4競技を含む31競技54種目が実施され、約100カ国・地域から4000人以上の選手が参加する。日本からは20年東京五輪で採用されるスポーツクライミングや空手を含む15競技74人が参加する予定。

 東京五輪で追加採用されたスポーツクライミングや空手、ローラースポーツなど5競技を始め、近年はワールドゲームズの競技種目が五輪に採用されるケースが目立つ。昨年4月には国際ワールドゲームズ協会(IWGA)と国際オリンピック委員会(IOC)が連携強化の覚書を締結し、注目度はさらに上がった。

 日本ワールドゲームズ協会の師岡文男執行理事によると「大会には国際オリンピック委員会(IOC)の調査団が入って、観客数やチケットの売り上げ、盛り上がりなど細かく調査する」という。壮行会に出席した日本オリンピック委員会の竹田恒和会長は「近い将来五輪競技種目になることを期待したい」と選手たちを激励した。