サングラスの「OAKLEY」が11日、若手サーファーの「オーディション」を開催した。東京五輪会場の千葉・一宮町釣ケ崎海岸で行われた「オークリー トライアウト 2017」は次世代サーファーの発掘が狙いで、かつての「ビック・デイ・アウト」をリニューアルして今年から再スタート。同社との契約を目指して、16歳以下の約100選手が出場した。

 大会には、地元一宮出身の大原洋人(20)も同社契約プロとして参加。エキシビションマッチで世界トップレベルの技を披露するなど次世代を担うサーファーたちと交流した。

 世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)入りへ予選シリーズ(QS)を戦う大原は、地元でのイベントを満喫。「こういう大会は楽しい」と笑顔で話していた。6日までのUSオープンで9位に入り、現在QSランキングは8位。「大きなミスがなければCTに行ける。もし行けなくても、その実力はついてきたと思う」とCT入りの10位以内を目指して話した。

 7月のトライアルに優勝し、9月のCT第8戦(米カリフォルニア)のワイルドカードを獲得。2年ぶり2度目のスポット参戦に向けて「CTでの今の自分の位置を確かめたい」と来季を見据えて話した。

 日本代表として東京五輪出場を目指すことを明言する五十嵐カノア(19)は米国生まれで、CTにも米国選手として参戦中。大原がCT入りすれば、日本選手として初の快挙となる。